2015年8月10日(月) 「平和ナガサキ集会」「原爆殉難者慰霊祭」!

2015.8.8 連合2015平和ナガサキ集会①日本労働組合総連合会(連合)は、8月8日(土)15時30分から長崎県立総合体育館メインアリーナにおいて国内・海外から多くの人が集うなか「連合2015平和ナガサキ集会」を開催した。連合長崎の森会長より「関係団体と連携をとり、被爆70年を契機にこれまでに積み重ねた力を発揮し、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向け取り組みを進める」、連合本部古賀会長より「2020NPT再検討会議に向けた世論の喚起や、核兵器の非人道性に関する訴えの発信など国民運動を展開する」との訴えがあった。来賓の中村県知事より「最後の被爆地として原爆の悲惨さや被爆者の苦しみを世界に向けて発信する責務がある。被爆の実相を自身の目で確認し被爆の苦しみを知ってほしい」、田上市長より「被爆から70年被爆体験を語り継ぐ必要がある」との連帯・歓迎の挨拶があった。
2015.8.8 連合2015平和ナガサキ集会②その後、長崎大学核兵器廃絶研究センター鈴木センター長より「核兵器廃絶に向けての主要課題とRECNAの取り組み」についての基調講演があり、2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議は最終文書合意に失敗した。要因は、中東など地域の安全保障問題、核保有国と非核保有国の不信感、NPT再検討プロセス自体の限界があげられるとの報告があった。集会では、被爆者の訴えを和田耕一氏(長崎平和推進協会)より、平和広島代表団代表の連合広島山崎事務局長よりピースメッセージ、若者からのメッセージをナガサキ・ユース代表団の活動報告、コンサート「詩(うた)い・つなぐ」など「戦争の悲惨さと平和の大切さ」が述べられ、幅広い平和運動の構築と次世代への継承、被爆地長崎から「核兵器廃絶と世界恒久平和」を全世界に発信しました。ナガサキからの平和アピールでは、核兵器廃絶に向けての要請行動、戦争の体験から核廃絶を訴える「語り部」の継承・被爆者援護の支援などを採択した。
2015.8.9 三菱原爆殉難者慰霊祭次に、三菱重工㈱長崎造船所は、8月9日(日)10時から昭和寮敷地内において遺族・関係者など約100名が参列するなか「三菱原爆殉難者慰霊祭」を執り行った。70年前の8月9日午前11時2分、一発の原子爆弾で長崎のまちは一瞬に壊滅し、職域や地域における死亡者は約7.4万人、負傷者は約7.5万人が負傷した。当時、三菱重工長崎造船所で働いていた約3,000人、学徒動員約1,000の皆様も犠牲になった。多くの御霊のご冥福を祈念し、横田所長より「三菱で働く私達にとって忘れてはならない日であり悲しみを感じる。長船事業所は先人達の尊い犠牲のなかで発展してきた。より平和な社会の実現を目指さなければならない」、酒井執行委員長より「永遠に忘れることが出来ない祈りの日である。被爆者も高齢化し核廃絶も遅々として進まずあの惨禍を繰り返してはならない」と、慰霊の言葉が述べられた。

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