長崎市議会において2月29日、一般質問を行いましたので、その主な内容について掲載する。新西工場稼働に向けた取り組みについて、燃やせないごみとして青色の袋で捨てられていた「プラスチック製品、ゴム製品、革製品」が燃やせるごみとして処理できるようになり分別方法が変更になるが、市民への周知や現在の取り組みは?新西工場は、本年7月から試運転が開始され、10月の供用開始に向け工事が進められている。試運転開始の7月からは、現在、青色の袋燃やせないごみの「プラスチック製品、ゴム製品、革製品」が焼却可能となることから7月から分別変更となる。黄色の袋で出している「プラスチック製容器包装」は引き続き容器包装リサイクル法に基づいたリサイクルを進めるため、7月以降もこれまで通り黄色の袋で変更はない。
次に、余熱利用施設の建設状況及び地域環境整備の取り組みは?平成24年7月に地元と締結したプール及び厚生施設の整備を行っている。プール部分は、25mの7コースの温水プールを、厚生施設は浴室等を備えている。事業の進捗は、現在、実施設計を行っており本議会の当初予算に計上している。計画は、平成28年秋ごろから建設工事に着手し、平成30年1月に施設の供用開始を目指している。また、地域環境整備は、余熱利用施設と同様に覚書に基づき、公民館・集会所、小榊総合グランド、皇后島、通称「ねずみ島」の整備等について、順次年次計画で実施する。公民館・集会所の整備は、平成28年度に計画している3ヶ所を実施することで全て完了する予定となっている。今後も、環境整備は、地元の皆様と協議をさせて頂きながら進めていく。
併せて、環境影響評価(環境アセスメント)の検証及び跡地の有効活用は?新西工場稼働後は、地元の皆様に安心して頂くために、環境影響の評価について臭気やダイオキシンについて観測を行い検証し、施設内に市職員を配置しながら事業者が実施する施設の運転・管理を適正に行う。現在の、西工場の跡地活用は、6月中に搬入が終了し、その後は施設の閉鎖に向けて内部の清掃等の後片付けを行う。現西工場は、ごみの収集を行う職員の事務所及びパッカー車の車庫となる環境センターの移転先として活用できないか、環境部内で管理棟や工場棟の一部を利用しての活用を検討している。煙突の解体は、このままの状態では老朽化が進み、煙突の維持管理がますます困難となっていくため、早期解体について検討を進めている、との答弁があった。