2015年8月11日(火) 「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」営まれる!

2015.8.9 被爆70周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典①長崎市は、8月9日(日)10時35分から平和公園(松山町)において「被爆70周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」を営み、原爆で亡くなった皆様のご冥福をお祈りするとともに、核兵器廃絶に向けての誓いを新たにした。田上市長は、平和宣言で「国会では国の安全保障のあり方を決める法案の審議が行われているが、日本国憲法の平和の理念が揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている。政府と国会にはこの不安と懸念の声を傾け、英知を結集し慎重で真摯な審議を行うことを求める。被爆者の実態に即した援護の充実」など政府に求めた。また、被爆者による合唱(もう二度と)、城山小学校の児童合唱(子らのみ魂よ)、長崎市出身の大島ミチルさん作曲の「千羽鶴」が純心高校の皆様より披露された。
2015.8.9 被爆70周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典②式典には、安部首相をはじめ各与野党の代表、遺族や被爆者、過去最多の75カ国の政府代表者らが参列、安部首相より「唯一の戦争被爆国として、非核3原則を堅持しつつ、核兵器のない世界の実現に向けて、国際社会の核軍縮の取り組みを主導していく」との挨拶があった。被爆者代表として谷口稜曄会長(長崎原爆被災者協議会)より「平和への誓いで安保法案に触れ、被爆者をはじめ平和を願う多くの人々が積み上げてきた思いを根底から覆そうとするもので許すことは出来ない」と訴えた。平和公園には、市民ら約3万人が来場し、原爆投下時刻の11時2分に、原爆の犠牲となられた多くの御霊に対し黙とうを捧げた。被爆地長崎は8月9日70回目の原爆の日を迎え、県内各地で犠牲者の冥福を祈る慰霊祭や追悼行事が営まれ、小中高校では平和集会が開かれるなど「祈りと誓いの日」となった。

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