三菱重工長崎造船所は、6月22日に明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録をにらみ、現在「三菱史料館」として無料で公開している旧木型場を7月1日から、土曜、日曜日にも公開し有料にすると発表した。この史料館は、三菱長崎造船所が日本の近代化に果たした役割を永く後世に残そうと、1985年(昭和60年)10月に開設されたもの。これまで入館は無料だったが7月からは、JR長崎駅から専用シャトルバスを運行し、館の維持管理費(バス代込み)として大人(高校生以上)800円、小・中学生400円、未就学児は無料となる。見学時間は個人・団体客ともに約50分程度、個人・団体問わず事前に電話予約が必要でバスは平日5便、土日祝日は6便が運行される予定。
三菱長崎造船所には、世界遺産候補の全23の構成資産のうち5資産があり、旧木型場(史料館)は1898年(明治31年)に建設された赤煉瓦の建物で、三菱重工業株式会社発祥の長崎造船所に現存する最も古い建物です。旧木型場は鋳型製造のための木型を製作していた工場で、現在史料館として公開されているが、現在稼働中の第3船渠(ドック)やジャイアント・カンチレバークレーン、木造洋館の占勝閣は生産・安全などに考慮し公開されていない。明治日本の産業革命遺産は、7月初めに国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で審査され登録の可否が決まる予定です。本日24日から長崎市議会では、会派代表質問と個人質問が始まり7会派の15人が登壇します。