長崎市議会は、2月26日(木)同じ会派の中村照夫議員(市民クラブ)が定住人口増加策、斜面地における車みち整備事業などについて質した。車みち整備事業は、救急搬送や火災時などに支障が生じている狭い道路や階段を車が通れるように整備し、居住環境の改善と防災性の向上、斜面地で暮らす住民の利便性向上につなげるものとして平成25年度から整備されている。長崎市は、平成27年度から30年度の4年間で、斜面市街地22ヶ所の生活道路を整備する考えを示し、利便性の向上で「空き地や空き家が活用され定住促進に効果がある。空き地の活用などで約200世帯、約400人が新たに暮らすことが出来る」との答弁があった。22ヶ所の総延長は3,000mで、事業費は10億円程度を見込み、防災面を考慮して密集市街地を優先的に取り組むとしている。平成27年度は13ヶ所の整備が予定されている。