2014年7月15日(火)「台北市・高雄市への行政視察」(その5)!

2014.7.9 総統府(台北市)長崎市議会市民クラブ有志は、7月6日(日)から10日(木)にかけて台北市・高雄市を訪問し、経済・観光、交通インフラ整備・歴史建築物などについて行政視察を行いました。行政視察4日目(7月9日)、総統府・国家図書館視察を未掲載のため追記します。総統府は、日本統治時代に台湾総督府として1919年完成、これまで90年以上台湾政治の中枢を担ってきた場所で、赤レンガ、白い壁、アーチ型門及びギリシャの古典様式の柱を用いた建造物として、現在は3階にて「馬英九総統」が執務を行なっている。建設当時、鉄筋コンクリート・エレベーターなどは台湾初、横の長さ145m・奥行き85メートル、塔の高さ60m(16階総統)で、当時最大の建物である。視察場所は、1階に展示されているフロア、総統府職員より「建築時の状況、日本の植民地時代の総督、中華民国建国の総統、経済・外交・工業化など、日本が一番台湾に貢献している国」との説明があった。

2014.7.8 国家図書館を訪問次に、国家図書館は、中華民国台北市中正区に位置する総統蒋介石を顕彰する中正記念堂に隣接する施設で、日中戦争、国共内戦の影響を受け蔵書13万冊が台湾に移送され、国立中央図書館分館から、その後独立した図書館として「国立台湾図書館」として再編された。国家図書館の曽館長(女史)より「図書館の交流は横浜・大阪と現在行なっており台湾と長崎の交流も出来るように期待する。展示物の交流も大事であり研究史などに大いに役に立っている。現在蔵書は500万冊、図書・単行物、電子辞書など備えている」と、図書館の概要について説明を受け、予定していた視察地訪問・視察項目など、現地での確認を行ないながら調査を終えた。今回の台湾訪問、日本と台湾は国交がないなかで観光面では相互の交流・訪問がなされていること、日本の観光客に対する日本語での対応(おもてなし)、経済対策(高雄市の工業化から観光へ)、日本が残した古き建造物の再利用(再活用)など多くの事を学びました。

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