長崎市議会環境経済委員会は、平成25年度長崎市一般会計予算の付託された所管議案の審査を行っていますので、その主な内容について報告します。水産農林部では、いこいの里整備事業費6億2,680万円(公有財産購入、約13.3ha)及びあぐりの丘運営費1億487万6千円、いこいの里市民協働型運営モデル事業費800万円を計上し、あぐりの丘地域、里山再生地域及び森林地域のゾーンに分けての整備が進められています。主な論点は、多額の税金を投入しての整備の是非、あぐりの丘の将来像を明確にすべきでは、市民が訪れてみたい賑わいの場にしてほしい等の指摘・意見が述べられました。
また、商工部においては、企業誘致推進費9,801万1千円のうち市内工業団地適地調査委託費900万円、企業立地用地整備事業費1億4,000万円(長崎南商業高校跡地)等が計上され、製造業の企業誘致用地とするため敷地の造成や周辺環境の整備、企業立地整備計画に係る経緯・企業誘致推進体制など審査を行いました。主な論点は、土地利用計画における多目的広場、管理用道路、海側法面等を長崎市で管理する是非、企業誘致に向けて庁内連携をとって最優先で取りくむこと、市内工業団地適地調査をする前に、県と連携をとり神ノ島・小江・三重工業団地に企業誘致を優先すべき、公有地は庁内の情報を把握して調査すべきとの指摘・意見がでました。