大雨の際に出される避難情報の呼称が5月20日から変更された。国は2019年から導入した5段階の大雨警戒レベルについて、命の危険を示すレベル5の情報を「災害発生情報」から住民の行動を指し示す「緊急安全確保」に。避難するタイミングのレベル4は、「避難勧告」「避難指示」と2つの情報があったが、避難勧告は廃止され「避難指示」に一本化された。移動に時間がかかる高齢者らが避難するタイミングのレベル3は、これまでの「避難準備・高齢者等避難開始」から、「高齢者等避難」とされた。国はレベル5の段階ではすでに安全な避難が難しいとして、レベル4の「避難指示」が出された段階で、危険な場所にいる人はただちに避難するよう求めている。県内では昨日(20日)、大気の状態が非常に不安定になり、佐世保で1時間降水量57.5㍉を記録するなど、島原、南島原、松浦で5月の観測史上最大の雨や風を観測し、交通も乱れたとの報道があった。過去2番目に早い梅雨入りとなっており、土砂災害には厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫など十分注意をしよう。