福田地区自治会連合会(佐々木春治会長)は、6月26日(日)9時から福田ヨットハーバーで「熊本地震復興支援」福田地区ペーロン大会を開催、9時40分から4地区(柿泊・大浜・本町・小浦)によるペーロン競漕が行われた。今回は、熊本で大地震が起こったなか、熊本のために何が出来るかを検討し、募金活動の一環として福田地区ペーロン大会を決定した。海上は絶好のペーロン日より、各地域住民約120人が青空のもとで、太鼓やドラのリズムにあわせて力強いかいさばきを魅せた。結果は昨年同様、優勝は柿泊チーム、準優勝は大浜チーム、3位は本町チーム、4位は小浦チームとなった。
福田地区のペーロンは、永禄5年(1562年)福田浦に停泊中の明船乗組員が大村藩主大村純忠に貿易を願い出ていた間、小船を下ろして舳部に龍首を飾り競漕したのが福田ペーロンの起こりと伝えられている。昔は三ヶ浦(福田浦、小江浦、手熊浦)七部落が伊王島から福田浦まで三里の海上を競漕し大いに賑わったと語り継がれ、福田連合青年団の皆さんが地域の伝統行事を引き継いで来た。しかしながら、諸般の事情もあって一昨年(荒天のため中止)より福田地区自治会連合会に引き継がれ「福田地区ペーロン大会」となっている。大浜チームは、自治会役員・ペーロン保存会、選手の皆様がペーロン小屋に7時30分集合、ペーロン船を出して大会に臨み、見事なかいさばきを披露した。