長崎市みどりの課は、8月3日(金)10時より平和公園記念像地区入口において行政・市議会、地元自治会・被爆者団体ら約150人が出席するなか平和公園「平和の歩道エスカレーター落成式」を執り行いました。落成式では、田上市長より「平和祈念式典に間に合うよう整備を進めて来た、長崎の平和の思いを伝える場として多くの人に利用してほしい」、板坂議長より「エスカレーターの整備で観光客・市民の利便性が図れる多くの人に訪れてほしい」との挨拶があり、アトラクションでは山里保育園の園児らが「世界中の子ども達・スマイル」の歌を合唱して祝ってくれました。
平和公園は、原爆犠牲者の追悼・祈りの場、核兵器廃絶・恒久平和等を願う場所として、被爆都市長崎の象徴として誰でも気軽に利用してもらうため、昭和26年から整備が進められて来ました。今回のエスカレーターの整備(総事業費5億円)は、高齢者などが安心して来園できるように昨年8月に着工、完成したのは国道から踊り場まで延長35.6m、幅員3.1m、高低差11mの下段の部分が3日より供用開始、利用時間は午前7時~午後10時となっています。また、踊り場から平和の泉までの延長23m、幅員3.1m、高低差5.5m、中間通路17mの上段部分は平成25年3月末完成予定となっています。