稲佐地区防犯協会(筒井正興会長)は、3月19日(木)14時から稲佐警察署5階講堂において稲佐警察署管内の各地区自治会長らが出席して「令和元年度稲佐地区防犯協会解散総会」を開催した。開会冒頭、筒井会長より「新型コロナウイルスの影響もあるが、稲佐警察署は3月31日に閉庁となる。昭和31年4月に設置された防犯協会は64年の時を過ぎ、諸先輩らが安心安全なまちづくりにご尽力頂いた。今後、長崎署・浦上署の管内に分かれるが、地域における防犯・啓発活動にご協力を願う」、稲佐警察署長より「稲佐署管内の刑法犯認知件数も平成25年から6年連続で減少したが、昨年は86件(昨年比+11件)に増加した。県内における凶悪犯や特殊詐欺の事件も起きており、警察と地域の連携で犯罪をなくして行きたい」との挨拶があった。
議案審議では、安心・安全なまちづくりの推進を図るため「稲佐よくしたい」の浸透、「カギかけ・声かけ・見守り運動を推進」、住民の身近な犯罪である空き巣狙い、少年の健全育成における少年非行防止活動の推進、こども・女性を守る活動の推進、高齢者の被害防止対策など令和年度事業経過報告。また、決算報告・監査報告、稲佐地区防犯協会解散及び残預金処分に伴う規約の制定を確認した。解散および残余財産の処分は、本会は令和2年3月31日をもって解散する。解散時に有する残余財産は会議の議決を経て、長崎、浦上地区防犯協会に連合会に分配することに決定、負担金は当面の間、現状通リとする報告があった。犯罪概況の説明では、特殊詐欺・架空請求詐欺により高齢者が被害者となっているので、十分注意する必要がある。空き巣による盗難も発生しており、家から出る時はカギをかけようとの呼びかけがあった。