長崎市民の「台所」として親しまれてきた大黒・恵美須市場が、3月末で営業を終えた。大黒市場は1955年(昭和30年)、恵美寿市場は1956年(昭和31年)開設し、隆盛期には約70店から80店が軒を連ね、新鮮な魚や野菜を市民に提供してきた。しかし、両市場が立地する岩原川(岩原都市下水路)の暗渠上の地盤が崩れる危険性があるとして「安全性が確保できない」として56年の歴史に幕を閉じた。今後、4月中に取り壊し工事を開始、最終的には上部が開いた下水道に戻すとのこと。市場があったころは人の往来もあったが、11日(水)には人通りも無く寂しい街並みとなっていました。関係者の皆様、長い間大変ご苦労様でした。