2025年12月9日(火)「水産業の支援」!

さる12月1日一般質問を行いましたのでその概要を掲載する。質 問:水産業の担い手となる船員確保・人材育成、沿岸漁業に対する支援は?回 答:長崎市の水産業は、東シナ海を中心に操業を行い、本市の水産業の約5割を占める大中型まき網や以西底引き網の沖合漁業と、刺し網や定置網、養殖等の沿岸漁業に大別される。沖合漁業では、厳しい労働環境や不便な生活環境等により、船員のなり手少ない深刻な状況であり、沿岸漁業においても不安定な漁獲量や収入のため就業者が減少している。このように沖合漁業、沿岸漁業ともに、就業者の確保が大きな課題であることから、課題解決のため現在の就業者を確保する取組みと、将来的な就業者の確保を目指す中長期的な取組みを行っている。

現在の就業者確保は、福岡市で開催される「漁業就労者フェア」」に本年から出展し、本市の水産業の状況や支援制度等について説明、相談を実施した。漁業就業を希望する方には、研修期間中の生活費や資材費等の支援のほか、着業後の経営が不安定な時期の燃料費等の支援を行い、平成15年以降28名が研修制度を活用し、21名の方が着業している。中長期的な取組みは、水産センターにおいて栽培漁業等に関する学習機会を提供し、子どもたちが実際に海や水産物に触れ、漁業の現場を知ることで、水産業への理解と関心を深める事が出来る取組みを進めている。また、今年度から市内小学5年生を対象に、身近な漁業への理解を深めるため、まき網事業者と連携し事前学習をしたうえで、まき網漁船への乗船を体験いただく取組みを開始し、小学校4校の約200名の児童が体験した。

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