長崎市は、地球温暖化対策を進めるうえで、市民1人ひとりが環境意識を持ち、身近なところから環境問題を考えようと、「いつでも」「だれでも」「簡単に」実践できる市民のエコ行動を推進するため、11月23日・24日の両日、長崎水辺の森公園で「ながさきエコライフ・フェスタ2024」を開催した。地球温暖化対策では、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンンュートラル」を達成し、それを環境と経済の好循環につなげていく国の方針が示され、国と地方自治体、地域企業が一丸となった実効性のある取り組みが求められている。長崎市の市民運動事業は、「ながさきサステナプロジェクト」の推進、「ながさきエコライフ」の取り組み、「ゼロカーボンシティ長崎」の実現に向けた取り組みなど推進している。
このエコライフフェスタは、無関心層を含め多くの市民が環境行動を実践するためのきっかけづくりとして、環境に関する様々な分野の団体との協働により、啓発効果が高く、気軽に参加できる環境行動イベントとして開かれている。水辺の森公園では、46の出展団体によるブース、40店舗のガレージセール、電気自動車の展示、リサイクル製品展示、ステージイベントなど、エコに関する諸々の取り組みが紹介され、子供から大人まで環境について体験しながら学んでいた。環境問題は身近なもの、家庭や職場、学校など様々な場所で、テレビのこまめなスイッチ切り、外出するときは徒歩や自転車、公共交通機関を利用するなど、ひとり一人のエコ活動で、二酸化炭素(CO2)の削減に努めよう。