長崎市議会は11月26日に開会、12月13日までの18日間とし、令和6年第4回定例会（12月議会）の日程を決めた。開会冒頭、鈴木市長から人事における新任紹介及び10月26日から31日に英国・マンチェスターー市を訪問し、第13回平和首長会議理事会の行政報告があった。理事会の概要は、青少年向けの平和文化振興に向けた活動の報告、平和首長会議の活動を地球規模で実効性にあるものにするため、各加盟都市が主体的に活動できる体制づくりを具体的に進めること。「被爆や戦禍の実相の発信」及び「次代の平和活動を担う青少年の育成」など、基本的な方向性に合意した。来年８月に長崎市でおいて開始する第11回平和首長会議における次期行動計画の策定に向けて、役員関係都市と議論を深めると述べられた。
また、南北幹線道路建設工事に伴う、松山町の平和公園内にある市民総合プールと陸上競技場の移転方針について、プールは隣接する陸上競技場の位置に移し､代替え施設の「陸上練習場」を中部下水処理場跡（茂里町）に新設する方針を示した。その主な理由は、再検討部会において陸上競技場の意見が多い、経済性に優れている、長崎都市構想まちづくりの空間活用、公共交通のアクセスが良いと説明した。次に、令和5年度長崎市一般会計歳入歳出決算や特別会計歳入歳出決算など、各常任委員会で審査された委員長報告があり、賛成多数で認定された。その後、一般会計補正予算総額55億80万7千円。国民健康保険事業1億2,790万２千円、介護保険事業8,642萬千円など特別会計補正予算に8億2,241万5千円の概要並びに条例改正案など上程された。
