長崎市議会は、12月11日に議会運営委員会を開き、国の補正予算の成立に伴い、予算10件、条例3件の追加付議事件について報告があり、昨日（12日）本会議定例会において議案上程が行われた。補正予算の主な概要は、電力・ガス・食料品の物価が高騰している中、特に家庭への影響が大きい住民税非課税世帯主に対して1世帯あたり7万円の給付金を給付する事業費に47億9,821万4千円、対象世帯数は約6万6千世帯、給付開始時期は令和6年1月末（予定）。来春のランタンフェスティバルの皇帝パレード（特別版）の実施にあたり、福山雅治さんが特別出演することに伴い、来訪者の安全確保のための警備費等を増額する長崎ランタンフェスティバル事業共催負担金に4,970万2千円を増額するもの。
また、民生家庭部門におけるCO2削減を促進するとともに、エネルギー価格高騰の影響を受けた市民のエネルギー費用負担の軽減につなげるため、エネルギー消費性能が優れた家電等への買い換え費用を補助する事業に7,001万円。漁業者（法人を含む）の負担軽減を図るため、漁業経営セーフティーネット構築事業（燃油対策）に加入している者に対して燃油購入を補助する事業に6,659万5千円、漁業経営セーフティーネット構築事業（配合飼料）に加入している者に対する補助金1,824万円。市内のものづくり企業の成長分野における事業拡大やデジタル化による生産性向上、新製品・サービス開発の取り組みを支援する補助金に2億1千万円。小中学生がいる世帯に対し、家庭における学用品費を支援する給付金に2億2,082万1千円（小学生一人当たり5,500円、中学生一人あたり11，000円支給する）など、きょうから常任委員会にて審査される。
海の長崎港長崎港の大波止ターミナル付近と夜景のスポット稲佐山