長崎地区の労働4団体(連合長崎地協・長崎地区労・同盟友愛連絡会・長崎県中連懇話会)などでつくる第94回長崎地区メーデー実行委員会(塩田淑文実行委員長)は、5月1日水辺の森公園三角広場において1,600人が参加して「第94回長崎地区メーデー」を開催した。主催者挨拶では、塩田連合長崎地協議長より「春季生活闘争では物価上昇を加味した月例賃金の引き上げにこだわる。労働条件の向上が企業の好循環を生み、日本経済の発展につながる」、高藤連合長崎会長は「被爆地長崎の労働組合として戦争反対、ウクライナ情勢の早期解決を強く表明したい。働くものの政策実現のため連合推薦の候補者を国会へ送り出そう」と呼びかけた。
来賓祝辞では、西岡秀子衆院議員より「ウクライナ情勢に伴うエネルギー・物価高騰の対応、賃上げをつくる環境つくり、人への投資、雇用を守るセーフティネットが必要である」、大石県知事より「若年層の県外流出、子ども施策、地場産業の振興など、現場を見て施策を進める」、鈴木市長は「人口減少の危機を克服したい。新たなまちの基盤をステップに、力強い経済の再生、子育て施策を進める」との連帯の挨拶があった。メーデーでは、「すべての働く者の連帯で、自由で平和な世界と希望のもてる安心で豊かな社会をつくろう!」のスローガン及び「メーデー宣言」を採択し、ガンバロー三唱で働く者の意思結集を図った。