長崎市では5月25日から6月中旬まで、中島川周辺(眼鏡橋)、シーボルト記念館、出島、グラバー園などで「ながさき紫陽花まつり」が開かれている。眼鏡橋周辺に展示されているのはルビーなど14種、900鉢のピンク・青紫色、赤色の花が並べられ、コロナ禍ではあるが、行き交う市民は立ち止まり、アジサイの花に引き寄せられていた。長崎市の花「あじさい」は、出島のオランダ商館医シーボルトのお気に入りの花で、愛妻お滝さんの名前にちなんで「オタクサ」という学名を付け、ヨーロッパに紹介した事でも知られている。いつも通る自宅周辺の道路沿いや庭先のアジサイも、じめじめした梅雨の時期にあって、色鮮やかに大きな花を咲かせ和ませてくれる。