2021年4月10日(土)「松浦魚市場の現地視察」!

長崎県市議会議長会は4月8日定期総会を開き、その翌日9日に松浦魚市場、松浦海のふる里館の現地視察を行った。松浦魚市場は1979年開場、アジ、サバを中心に1994年には約13万5千トンの水揚げ量があった全国有数の魚市場。しかし近年、温暖化や外国漁船との競合などの影響で、2020年の水揚げ量は約6万トンと大きく減少し、開場から40年経過するなか、施設の老朽化も進み”開放型“から”閉鎖型“に整備が行われ、本年4月に落成式が行われている。新施設の荷さばき場は、水揚げから選別、競り、詰め替え、出荷まで一連の作業が屋内で出来る事となり、鮮度の保持はもちろん、衛生面の向上による高品質・高度衛生管理型の魚市場に生まれ変わっている。その他、運搬船の大型化に対応するため県の港湾事業で新たに2基の浮桟橋の設置、3階建ての事務所棟も新築され、関係業者の事務所を一カ所に集め、利便性の向上が図られている。新年度中にHACCP(食品衛生管理の国際基準)の認定を受け、将来の輸出を見据えた施設として期待される。

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