令和2年第5回長崎市議会定例会は9月1日開会、9月10日・11日の一般質問を終えるなか、佐藤正洋議長(明政クラブ)から「一身上の都合」により辞職願が提出され許可された。議長選挙では、有効投票数40(定数40)に対し、私井上重久(市民クラブ)が32票となり、長崎市議会第57代議長に選出して頂いた。議長就任にあたり「議員の皆様方のご推挙により伝統ある長崎市議会の第57代議長に選出して頂き、誠に身に余る光栄であり心から感謝し、その職責の重大さを痛感している。これまでその任に当たってこられた歴代議長と同様、公平、公正で円滑な議会運営を目指すとともに、二元代表制の一翼を担う議会としてその責任を果たし、新型コロナ感染症対策に伴う諸課題の解決、長崎市の発展と市民福祉の向上のため、誠心誠意努力する」との挨拶を行った。
現在、長崎市では新型コロナ感染症の影響によりクラスターの発生など、長崎市も例外ではなく対応に追われ続けており、大変な状況にあるなか、議会も市長、執行部とともにこの苦難に全力で立ち向かって行く。また、人口減少対策や九州新幹線西九州ルート、長崎駅周辺の再整備、出島メッセ長崎の建設や市庁舎の建替え、新たな文化ホールや長崎のもざき恐竜パークの建設など、将来の長崎のまちの基盤をつくる施策が待ったなしで進められている。これらの取り組むべき課題が数多くある中で、議会が二元代表制の権能を最大限に発揮し、長崎市民の皆様の負託に応え、その役割を十分発揮できるよう、同僚議員の皆さんとともに、さらなる議会機能の向上、議会の活性化に努めて行きたい。今後は、日常の議員活動から市議会代表としての職責を果たしていく必要がある。これまでご支援を頂きました、支援労組・団体、諸先輩を始め市民・地域の皆様、関係者皆様のご支援・ご協力、ご指導を賜りますようお願い申し上げる。