西彼杵道路・長崎南北幹線道路建設促進期成会(田上富久会長)は、1月14日とぎつカナリーホール(時津町)において県選出国会議員や国土交通省九州地方整備局、長崎県議会議員、地方自治体各級議員、道路行政の関係者、自治体関係者ら約200名が参加して「高規格道路西彼杵道路・長崎南北幹線道路建設促進大会」を開催し、地元の機運醸成を図り、大会決議を採択した。大会決議の概要は、「西彼杵道路」と「長崎南北幹線道路」は長崎県の主要都市である長崎市と佐世保市を約1時間で結び、西彼杵半島地域の自立的発展、さらには長崎県の発展のうえで欠くことのできない高規格道路として、長崎県新広域道路交通計画に位置づけられ、長崎県の中央部に位置する大村湾を取り囲む「リングネットワーク」の一部を構成する道路である。
西彼杵半島及びその周辺地域には、鉄道がなく道路が唯一の交通手段であるものの、高速道路ネットワークから取り残され、既存道路は山が海近くまで迫る地形を通過していることから、台風や集中豪雨等の自然災害に対し非常に脆弱なものとなっている。この地域の自律的発展と安心して住み続けられる住環境の整備には、安全安心につながる高規格道路ネットワークの整備が不可欠であるものの、「西彼杵道路」は全体計画の約3割、「長崎南北幹線道路」は約5割の供用となっている。整備効果は、南北に点在する観光資源を連携し観光客増加!2つの中核都市圏(長崎、佐世保)や産業を連携し地域経済の活性化!ダブルネットワーク構築で災害時の緊急輸送確保!に繋がる。従って、現在整備中の西彼杵道路(大串白似田バイパス)の事業促進を図ること。都市計画道路長崎時津縦貫線(茂里町~滑石工区)の事業促進を図ることなど、8項目を決議した。