観光客誘致・受入対策特別委員会は6月22日開かれ、「西九州新幹線開業を見据えた観光客誘致・受入れ対策について」、田中長崎支社長(JR九州)より新幹線の開業効果、開業までのスケジュール、機運醸成と観光客誘致、ディスティネーション・キャンペーンなどの説明を受け、意見交換を行った。新幹線の効果は、移動時間の短縮により①交流人口を拡大させ、ビジネス・観光面の経済効果をもたらす。②居住地としての魅力を向上させ、定住人口の促進に寄与する。③新たなまちづくりの契機となる。長崎駅周辺まちづくり推進協議会を立ち上げ、新幹線開業で生まれる賑わいを長崎市全体へ波及させるため、長崎駅周辺夏祭り(仮称)を検討しているとの説明があった。
また、9月23日(金・祝)開業までのスケジュールでは、6月15日に開業100日前のイベントを開催、ホットな情報として7月31日のながさきみなとまつりにあわせ、新幹線車両のかもめが海上輸送途中に水辺の森公園にやってくる、8月23日から新幹線の前売り開始、9月23日に開業イベント・出発式等の日程が示された。併せて、文化観光部からは、令和4年度新幹線開業アクションプランに沿って、市民の機運醸成、誘客促進、市内各地への周遊促進、訪問客の満足度向上、産業の振興、長崎駅新総合観光案内所の概要、出島メッセ長崎の誘致状況について説明があった。魅力ある観光資源の発信は、報道が最も効果的、確実な情報発信、ブランド力、夜の都市型観光がポイントであるとの見解が示された。