10月8日に茂木地区子育て支援センター「あさひ」、「日吉自然の家」の視察を終え議会庁舎へ帰る途中、さる7月15日の「鍋冠山夜景演出照明点灯式」において出席者から要望を受けていた、「展望台周辺の木の伐採」の現場確認を行うため、「鍋冠山展望台」に立ち寄った。長崎市においては、ライトアップが都市景観の演出として定着する以前より、港を中心としたすり鉢状の地形と市街地の高密度化によって、「1000万ドルの夜景」とも評される立体的で美しい夜景が形成されていた。その魅力をさらに高めるため、主要な観光施設等のライトアップや街路灯の整備、ロープウェイのリニューアル、夜景ガイドの育成等を実施してきた。このような取組みが評価され、平成24年10月にモナコ・香港とともに「世界新三大夜景」に、平成27年10月に札幌市、神戸市とともに「日本新三大夜景」に認定されている。鍋冠山展望台は、グラバー園や大浦天主堂の近くに位置し、長崎港の入口から港内まで見渡すことができ、港内に目を向けると長崎特有のすり鉢状の地形も一望でき、“新たな視点場となっている”。
夜景評論家・夜景プロデューサー「丸々もとお氏」は、“鶴の港”と称される長崎港を中心に山々が取り囲み、すり鉢状の地形に光が浮かび上がる見事な夜景である。湾岸から立ち上がる美しき景観は星空のようで、世界的にも珍しいもの。鍋冠山展望台から見る夜景は、その星空の中に長崎の歴史や文化が感じられる「星座の夜景灯」で、対岸の稲佐山はもちろんのこと、間近に迫る女神大橋のライトアップなど200度近くの夜景が存分に楽しめると評している。水辺の森公園から田上方面の「生活の灯り」を遮っていた、樹木の伐採も終えて鍋冠山展望台からの眺望もグレードアップされた。残念なことに昼間の現地確認であったため、新三大夜景の観賞はお預けとなった。ご家族そろって、ご気軽に立ち寄れる、鍋冠山展望台からの景観をお勧めする。(写真右下周辺が樹木伐採された)