2021年9月6日(月)「東京パラリンピック閉幕」!

第16回夏季パラリンピック東京大会は9月5日、東京・国立競技場で閉会式が行われ、13日間の戦いに幕を下ろした。五輪を含む二つの祭典は、準備に8年をかけた大会となったが、新型コロナウイルスの影響で1年延期となり、緊急事態宣言下で原則無観客の開催となった。世界中から集った障害のある約4,400人の選手が個性や能力を発揮し、選手を支えた多くの関係者を含め、多様性を尊重し合う「共生社会」の意義を発信した。一方で五輪に便乗した経済回復の筋書きは、大会延期や海外観客の受入れ断念、大会前の女性蔑視発言や式典演出を巡る不祥事、大会開催中止の声など、「スポーツ・平和の祭典」「共生社会」のアピールには課題も残ったと思う。しかしながら、一人一人の選手が一秒でも早く、少しでも高く・遠くへ、競技における団体戦のチームワーク、最後まであきらめないで頑張る姿など、夢・希望・勇気・感動を与えてくれた。

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