長崎市議会は、新型コロナ感染拡大防止対策を行ない、9月定例会は9月1日(水)に開会し9月15日(水)までの15日間と会期日程を決めた。一般会計補正予算(第15号)は、新型コロナに係る予防接種費など感染拡大防止対策費5億7,618万2 千円など、コールセンター運営費、学校施設の安全対策・点検に係るものなど総額8億1,265万8千円、介護保険事業の特別会計補正予算1億3,396万4 千円、補正総額9億4,662万2千円。条例改正では、市政に係る重要事項について住民の意思を確認するための長崎市住民投票条例、市民のレクレーションに資する長崎市あぐりの丘条例、長崎市二輪車等駐車場条例の一部を改正する条例など。工事の請負契約の締結については、旧西工場棟内部改修ほか主体工事・煙突解体工事、工事の請負契約の一部変更について(長崎市新庁舎建設建築工事、空調設備工事、衛生設備工事、通信工事)、専決処分についてなど、人事2件、予算3件、決算2件、条例6件、その他12件、報告8件、諮問1件の議案が上程された。
次に、田上市長は「長崎市における新型コロナウイルス感染症の現状と対応状況について」、国・県・市の感染状況等ではデルタ株の感染に置き換わり、危機的状況にある。さる8月27日から9月12日まで長崎市は、「まん延防止等重点措置」の適用を受け、市民の皆様へ日常生活での感染要望や、人と人との接触機会の低減、事業者の皆様へ飲食店等への営業時間短縮要請・検査など、感染防止対策の要請をお願いしている。医療提供体制等の強化では、長崎医療圏で178床の病床を確保、緊急時レベル2の184床を確保し、入院病床の更なる増床に向け協議を進める。自宅療養者への医療支援、宿泊療養施設の更なる確保に取り組む。12歳から29歳のワクチン接種については、9月6日に接種券を発送、9月10日から予約受付を開始し、9月26日から接種を行うとの報告があった。8月31日時点のワクチン接種率は、長崎市全体で第1回目54.2%・第2回目41.6%、65歳以上の高齢者第1回目92.7%・2回目87.1%となっている。具体的には長崎市ホームページをご確認願います。