中村長崎県知事は7月21日、新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、感染状況を5段階で示す県独自のステージを、最も低い「1(散発)」から「2(漸増)」に同日引き上げ、注意報を発令すると発表した。県民限定の県内宿泊割引キャンペーン「ふるさとで“心呼吸”の旅」は継続するとしている。県内の直近1週間の感染者数は59人で、前週の15人の約4倍に増加、飲食店や県外往来関連が8割の47人を占めている。中村知事は「全国的に感染が拡大、今後、夏休みやお盆など人の移動が増えることから、感染防止策の強化が必要」と呼びかけた。県民の皆様には、緊急事態宣言地域やまん延防止等重点措置地域との往来自粛、飲食時の大人数・長時間の回避、日常生活におけるマスクの着用、手指消毒の徹底、三密の回避、共用部分への接触注意などお願いした。県は7月20日、インド由来のデルタ株疑いの感染者が県内でも判明したと公表しており、行動の際は十分注意する必要がある。