長崎開港450周年記念事業実行委員会は、4月27日14時から長崎ブリックホールにおいて本県関係者やヨンゴ―マル大使、ヨンゴーマルサポーターらが出席して「長崎開港450周年記念式典」を執り行い、港町・長崎の歩みに思いをはせ、さらなる飛躍を願った。同式典は新型コロナの感染拡大防止のため無観客で行われ、動画で配信された。長崎港は1571年、この地を支配していたキリシタン大名の大村純忠がポルトガル船の入港を許可したのが始まり。鎖国時代は、出島を中心に海外との窓口を果たし、貿易や造船、観光、水産など多様な産業を育み、国内外との交流の窓口となった。第1部の式典で、実行委員会会長の田上市長は「長崎港はまちや人々に多くの恩恵をもたらす”母なる港“であり、港に感謝し発展するきっかけとしたい」、名誉会長の中村県知事は「港の発展は、まちの発展、地域の活性化に不可欠であり、これからも港町長崎を発展させて行きたい」との挨拶があった。
その後、長崎市の姉妹都市のポルトガル・ポルト市長、姉妹都市オランダ・ライデン市長、市民友好都市のドイツ・ヴェルツブルグ市長からの動画メッセージが披露された。ヨンゴ―マル大使には、元宝塚歌劇団トップスターの「安寿ミラさん」、ニュースキャスターの「草野仁さん」、歌手の「前川清さん」、モデル・女優の「松尾悠花さん」らが、サポーターには「山口広助さん」「地元放送局アナウンサー」らから、長崎の思いでやお祝い・メッセージの紹介があり、長崎を応援・PRして頂くことになった。第2部では、長崎市出身のシンガーソング・ライター「さだまさしさん」と「田上市長」のトークイベントが行われ、夜景、坂、長崎の音、祭り、食文化などをキーワードに、長崎の魅力について
話があった。トークイベントについては別途掲載するが、50年前の長崎港開港400周年事業で設立された「長崎交響楽団」による記念演奏、記念アトラクションとして長崎市演劇協会の「450年前の春物語」が披露された。