令和2年第5回長崎市議会定例会は9月1日開会、昨日(9日)の本会議で条例改正や一般会計補正予算等について、各常任委員会の審査経過について委員長報告が行われ、原案通り賛成多数で可決した。先ず、本会議において市長より「台風10号の被害状況と長崎市の対応について」、人的・物的に大きな被害を受け、交通規制では長崎バイパス、女神大橋、野母崎宿線などの通行止めもあった。指定避難所は260箇所開設、ピーク時は12,000人超、公共施設は300件超える被害、停電は4万3,000戸に達するなど、市民生活に大きな影響を受けた。避難所では毛布が2,000枚不足し長崎県から借用、避難所要員として職員560人にご苦労をおかけしたが、マンパワー不足を感じ、今後、課題・問題点を改善しながら、災害復復旧に努めていきたいとの行政報告があった。一般質問は今日(10日)、明日(11日)の2日間6会派9人が登壇する。
一般会計補正予算の概要は、国の補正予算に係る緊急経済対策に16億4,689万6千円、長崎市独自の緊急経済対策に24億3,025万4千円、事業の見直しによる減額に▲2億9,473万5千円、災害復旧に係るものに8億9,048万円、その他7億6,365万7千円、追加補正の子育て応援特別給付金給付事業費2億7,274万7千円など総額57億929万9千円、特別会計1億9,715万9千円、企業会計1億500万2千円が可決された。条例改正では、野母崎地区において学習、文化、スポーツ及び地域交流の場を一体的に提供することにより、地域の活性化及び観光の振興に資するための「長崎のもざき恐竜パーク条例」、「長崎市恐竜博物館条例」、長崎市火葬場整備計画審議会を設置する「長崎付属機関に関する条例の一部を改正する条例、財産取得について(拠点避難所用防災資機材、消防ポンプ自動車など、人事3件、予算7件、決算15件、条例13件、その他19件、報告1件が可決・同意された。