台風9号に続き、台風10号が6日(日)から7日(月)にかけて九州に接近する見通しとなり、長崎市議会の各常任委員会の審査日程を5日(土)も継続して開くことになった。私が所属する総務委員会では、長崎市使用料等の延滞金及び督促手数料条例等の一部改正、長崎のもざき恐竜パーク条例、今後の税収見込みについてなど審査を行った。今後の税収見込みは、市の推計人口や内閣府の経済成長率のデータなどの数値を基に算出、新型コロナウイルスの影響を考慮して試算し、来年度の税収は本年度当初予算から最大72億5千万円減少の474億2千万円となる見通しとなった。その内訳は、法人市民税は18億8千万円、個人市民税は18億2千万円がそれぞれ減少、新型コロナに伴う給与所得減少などが大きく影響している。一方、減収見込みのうち固定資産税と都市計画税の徴収免除分37億4千万円は、国の交付金で補填するとしている。
次に、長崎のもざき恐竜パーク条例は、来年10月29日オープン予定の「市恐竜博物館」と、市軍艦島資料館、市野母崎文化センターなど、周辺施設を合わせて運用を始める「長崎のもざき恐竜パーク」に、指定管理者制度を導入する条例案を審査し可決した。市は10月上旬から、民間事業者の企画力などを活用した地域経済の活性化を狙い、恐竜パークの指定管理者の公募を始め、恐竜に詳しい市内の有識者などを集めた審査会を経て、年度内に指定するとしている。指定期間は、来年7月1日から2027年3月末まで、恐竜博物館を含めたパーク全体の運営や宣伝活動などを委託するとしている。恐竜博物館の入館者数は、年間約12万人を見込み、約130台を収容する駐車場や大型バス駐車場5台を整備する。県内のバスや船の交通事業者に協力を求め、市内中心部から恐竜パークへの新たな交通手段の確立も検討している。