中国湖北省武漢市で発症した「新型コロナウイルス」は、中国を中心に感染拡大、欧州（イタリア、スペインなど）に続き米国でも感染者が急増し、世界の死者数は2万人超（3月26日現在）との報道があっている。国内においては、感染症拡大防止に向けてのイベントの中止・延期・縮小をはじめ、小中高等学校の一斉臨時休校、東京都・埼玉県・神奈川県では週末の外出自粛を呼び掛けている。長崎県では、県内2例目となる感染症患者が出たことから、各自治体は感染症対策本部会議を開催し、「新型コロナウイルス感染症対策専門会議」の概要についての情報共有、イベント等の開催判断、小中高等学校の春季休業中の対応、観光への影響についてなど協議を行い、感染症拡大防止に努めている。新型コロナウイルスの影響を受け、長崎港へのクルーズ船入港は、中国政府による団体旅行禁止（令和2年1月27日）以降、当初入港予定数46隻（1月から3月）のうち34隻が相次ぎキャンセルとなっている。一日も早い終息を願うばかりである。