改選後、初の定例会で田上市長は、「経済」「まちの形」「まちを支える仕組み」の進化を目指し、「未来に向けた基盤を作り上げる仕事」。特に「子育て支援」「文化・スポーツの振興」「新しい産業の育成」の分野について重点的に取り組むとし、これらの施策はすべて人口減少対策に繋がり、若者を意識した中で「選ばれるまちになる」ことをテーマに掲げ、重点プロジェクトに取り組むと表明した。新規プロジェクトは、子育てしやすい「こども元気」、若者が楽しめ活躍できる「長崎×若者」、若者や子育て世帯が住みたい「住みよか」、新たな産業を生み出す「新産業の種を育てる」、どこに住んでも暮らしやすい「まちをつなげる」、まち全体でMICEを受け入れる「まちMICE」となっている。継続プロジェクトは、「まちぶら」、「新庁舎建設」、「公共施設マネジメント推進」を着実に取り組むとしている。今後とも、事業推進にあたっては、市民目線によるチェック機能を果たし、皆様が納めた税金の有効活用等に努める。
次に、福田地区のペーロンは、永禄5年(1562年)福田浦に停泊中の明船乗組員が大村藩主大村純忠に貿易を願い出ていた間、小船を下ろして舳部に龍首を飾り、競漕したのが福田ペーロンの起こりと伝えられている。昔は三ヶ浦(福田浦、小江浦、手熊浦)七部落が伊王島から福田浦まで三里の海上を競漕し大いに賑わったと語り継がれ、福田連合青年団の皆さんが地域の伝統行事を引き継いで来た。少子・高齢化の進展など諸般の事情もあって、福田地区自治会連合会に引き継がれ、今回で7回目(1回目荒天中止)のペーロン大会となっている。本年は、さる6月23日「令和元年度福田地区ペーロン大会」を開催し、見事なかいさばきで大浜地区が優勝を飾り、柿泊地区は準優勝、3位は本町地区、4位は小浦地区となった。地域の繋がり・絆を深め、伝統行事を次世代に継承して行きたい。本日(26日)は、「井上重久だよりNo53」の表紙に掲載している内容をアップした。