全国都市監査委員会は、7月12日(木)13時30分からフェニックス・プラザ(福井市民福祉会館)において全国都市の監査委員約1800が一堂に会し、「平成30年度全国都市監査委員会総会・研修会」を開催、長崎から監査委員と事務局が参加した。開会冒頭、開催都市の福井市代表監査委員よりより「地方創生がさけばれるなか、人口減少、少子・高齢化、ニーズの多様化などで監査委員の役割は大きくなっている」、会長都市の大阪市監査委員より「住民福祉の向上と地方自治の発展のため、都市経営指針の見直しが行われている。監査体制の充実を図るべき熱意と英知の結集を願う」、福井市長より「行財政の効率化、行政事務の公平・公正な運営にご尽力願う」、福井市議会議長より「監査機能の充実を図り、行政運営のチェックを願う」挨拶と祝辞が述べられた。
その後、監査委員並びに監査事務職員として多年にわたり在職し、地方自治の発展に功労のあった75名の方々に対して表彰状が授与された。総会では、会務報告、次期総会・研修会開催地の長野市監査委員の挨拶、平成29年度歳入歳出決算報告、平成30年度歳入歳出補正予算案、平成31年度以降の本会会費の取り扱い及び積立金の活用について、平成31年度事業計画及び歳入歳出予算案など満場一致確認された。研究発表では、大津市代表監査委員より「行政監査及び内部統制に対する監査について」のテーマのもと、内部統制に対する監査について、各々の段階のチェックがその役割に集中して取り組むことによって、効率的な組織運営を目指すところに意義がある。監査の目的は、事務の執行のミスや不適正を指摘する事ではなく、その適正性を保証するというべきであり、難題であるが目指すべきことではないかとの報告があった。