日本労働組合総連合会(連合)は、8月8日(土)15時30分から長崎県立総合体育館メインアリーナにおいて国内・海外から3,300人が集うなか「連合2016平和ナガサキ集会」を開催した。連合長崎の森会長より「核軍縮に関する国連作業部会で、核禁止のための法的措置の早期交渉に日本が反対したことは遺憾である。平和の願いを継承し、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向け取り組みを進める」、連合本部神津会長より「核兵器廃絶に対する国内外の世論喚起に向け、活動を強化していく。各国のリーダーが広島・長崎を訪れ原爆被害の実相に触れる機会を持つことを求める」との訴えがあった。
来賓の中村県知事より「被爆の実相を語り継いできた。各国リーダーに核兵器廃絶の対話に加わってほしい」、田上市長より「核兵器廃絶に向け、声をあげること、対話すること、連帯を図ること、伝える活動を続けてほしい」、ITUC(国際労働組合総連合)人権・労働組合権局長よりそれぞれ連帯・歓迎の挨拶があった。その後、田川博康氏(長崎平和推進協会)の被爆者の訴え、平和広島代表団連合広島久光会長よりピースメッセージ、若者からのメッセージをナガサキ・ユース代表団・高校生平和大使の活動報告、コンサート「詩(うた)い・つなぐ」など「戦争の悲惨さと平和の大切さ」が述べられ、被爆地長崎から「核兵器廃絶と世界恒久平和」を全世界に発信した。