前日に続き、福州市公式訪問を掲載する。11月11日(視察2日目)、8時過ぎホテルを出発、福州市海洋技術センターを視察、事業概要の説明を受け、実験室・研究室を視察した。水産技術交流は、1980年(昭和55年)に長崎市と福州市は友好都市締結以来、双方の協力によって水産分野の友好交流が深まり、技術交流、優良品種の相互寄贈及び研修生の相互派遣を行ない、両市の重要な交流事業となっている。両市の相互訪問は49回におよび、うち長崎市から福州市への派遣は20回、福州市から長崎市への派遣は25回となっている。

長崎市から福州市にクロアワビ親貝の寄贈を契機に、福州市において品種改良を行ない、成長が早く病気に強いハイブリッドアワビを開発したことにより、福州市のアワビ養殖は飛躍的に発展している。海洋技術センターは、漁業の研究、技術の普及、病害の予防等の役割を果し、国内外から牡蠣、アワビなどの優良品種を導入し、新たな養殖システムを推進、福州市の漁業の発展を促進している。長崎市と福州市は相互訪問を通じ、友好往来を深めている。今後も必要な時期に相互訪問団を派遣し、相互の漁業を視察し、漁業資源と環境保全、漁業科学技術など、交流を深める5項目の水産交流協議書(更新)の調印式を行った。

また、11月11日(視察2日目)、福州市海洋技術センターにおいて長崎市と福州市の水産交流協議書調印式(5年延長)終了後、10時過ぎから金魚の郷である国潮博物館を視察、そして福州観賞金魚の栽培技術及び金魚養殖基地を見学した。


