長崎市議会観光客誘致・受入対策特別委員会は、12月8日に総括質疑を行ったので、その概要を掲載する。質問:観光資源の磨き上げ、魅力づくりなど具体的対応について、回答:観光消費額を拡大するためには、訪問客により長く滞在いただくこと、付加価値の高いモノやサービスを提供することは欠かせない。コロナ禍においても、DMOと民間事業者が連携し、歴史・文化、自然環境など長崎の強みを活かした新たな体験型コンテンツの造成や既存商品の高付加価値化などに取り組み、DMOが運営する体験型コンテンツの予約販売サイト「play Nagasaki」には、10月末現在で79コンテンツを掲載し、長崎での遊び方、過ごし方を提案している。個人観光客の多くは旅行計画の大枠は決めても、旅先での隙間時間の過ごし方まで決めていない傾向が高いことから、観光案内所や宿泊施設などに、隙間時間の過ごし方をタイムリーに提案していくことが、消費拡大に繋がる。
又、魅力あるコンテンツは、「travel Nagasaki」や「play Nagasaki」などオウンドメディアによる発信だけでなく、さまざまなマスメヂィアとの連携の可能性が広がる。さらに、従来はターゲットとしていなかった富裕層など、新たな顧客の創造も可能となり、訪問客の増加と消費拡大に繋げる。外国人観光客に対しても、「play Nagasaki」多言語化のほか、長崎県観光連盟と連携し、個人観光客が多い台湾・香港の市場向けに、台湾の最大大手の訪日、WEBメディアを活用し、トップページでの広告をはじめ、周遊モデルコース記事の作成及び紹介などを行い、予約・決済まで繋げる取り組みを進めている。また、営業活動においても、多種多様な楽しみ方を提案することで、国内外の旅行会社が造成するパッケージ商品の魅力向上や、市内宿泊の増加を目指しているとの回答があった。