三菱重工労組長崎造船支部(酒井隆執行委員長)は、12月12日15時30分より長崎市平和会館において上部・友誼団体、グループパートナー企業、行政・会社関係、支部機関人ら約400名が出席して「三菱重工労組長船支部結成50周年式典」を、同日18時よりホテルニュー長崎において約500名が出席し「祝賀会」を開催した。長船支部は、昭和40年12月7日、2007名の勇気ある決断により左翼的労働運動から決別し、真面目に働く者が報われる民主的労働運動の道を歩む、新生長船支部が結成された。
式典では、主催者を代表して酒井執行委員長より「忘れてはならない12月7日、諸先輩たちの勇気ある決断と行動で組合結成50周年を迎える事ができた。結成から50年の間には、造船の好景気が続くなかで香焼工場が建設されたが、その後、造船不況の影響を受けて所内再配置、名古屋地区への転任など居住地変更を伴う幾多の苦悩があり、全組合員の英知と行動力で困難な時を乗り越えて来た。現在、組織統合・再編が進められ組合組織の検討も行っているが、長崎の組合員は一体感を持って運動を展開していく」との挨拶があった。
来賓挨拶では、津村中央執行委員長より「困難な道のりを友愛と信義のもと対応してきた。変えるべきものは変え、守るべきものは守っていきたい」、横田長船所長より「健全な労使関係で難局を乗り切ってきた。今後とも長崎地区の一体感・連帯感を保っていく必要がある」、工藤基幹労連中央執行委員長より「日本近代化発展の礎を築いた長船、我々の技術力で地域社会へ貢献しよう」、田上長崎市長より「長崎の街も大きく変わろうとしている、今後とものご協力をお願いする」、高木生活相談室長より「先輩が築いたレールの上を走っている。伝統と誇りをもって政治活動を前進させたい」と連帯とお祝いのあいさつが述べられ、特別功労者・功労者の表彰、HP第一に対し特別表彰が授与された。