2015年11月18日(水)友好都市「福州市」へ公式訪問(その3)!

2015.11.10 福州市朝の通勤視察2日目(11月10日)、水産交流団(12名)は8時過ぎ頃ホテルを出発、福州市内は通勤途上の時間帯で、車やバイク、電気自転車などクラクションを鳴らしながら、日本では見るような事がない交通ルール違反?マナー無視か?福州市ではあたり前か? よくわからないがさっそうと走っていた。午前中は海洋開発有限公司のわかめ養殖地を訪問、わかめ養殖地までは約2時間のコースで、養殖地周辺は道路のインフラが進み、凸凹道をバスに揺られながら現地に到着した。周辺の海面には、大きないかだがいたる所に張りめぐらされ、スケールの大きさ・多さに圧倒された。

2015.11.10 わかめ養殖地①海洋開発有限公司は、1955年創立、漁民7,300世帯と提携して、昆布の育成、養殖、加工、販売等を総合的に行っている。年間の昆布の養殖面積は700ヘクタール、昆布苗の育成は20万枚、昆布製品は年間25万トン、その他になまこ・アワビ等の育成・養殖、年間売上は5億元(日本円で約100億円)と、中国でも有数の規模を誇り最大海帯育苗基地となっている。昆布養殖の立地条件が良いのか、成長が早く、海温に左右されない、病気に強い3種類(薄い・厚い)の昆布苗が育てられ・養殖されている。視察後の意見交換のなかで、林社長は日本のクロマグロの養殖にも興味を持たれていた。

2015.11.10 海洋漁業技術センター昼食後、再び約2時間程度バスに揺られて「海洋漁業技術センター」を訪問、事業概要の説明を受け、実験室・研究室を視察した。長崎市と福州市は友好都市提携以来、水産分野での友好交流は年々深まり、相互訪問は49回におよび、技術交流、優良品種の相互寄贈及び研修生の相互派遣を行ない、両市の重要な交流事業となっている。長崎市から福州市にクロアワビ親貝の寄贈を契機に、福州市において品種改良を行ない、成長が早く病気に強いハイブリッドアワビを開発したことにより、福州市のアワビ養殖は飛躍的に発展している。海洋漁業技術センターは、漁業の研究、技術の普及、病害の予防等の役割を果たし、国内外から牡蠣、アワビなどの優良品種を導入し、新たな養殖システムを推進し福州市の漁業の発展を促進している。

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