長崎市は、「まちぶらプロジェクト」の一環として新大工、中島川・寺町・丸山、浜ん町・銅座、館内・新地、東山手・南山手の各エリアで、ハード・ソフト事業を融合させ、地域活性化を目指した取り組みを進めている。今後、長崎市は、「陸の玄関口」である長崎駅周辺と「海の玄関口」である松ヶ枝周辺の整備により、これからの10年で長崎のまちの形が大きく変わろうとしている。このような状況の中、歴史的な文化や伝統に培われた「まちなか」においても、新大工から浜町を経て大浦に至るルートをまちなか軸と設定し、長崎駅周辺や松ヶ枝周辺と連携させながら、賑わいの再生を図ろうと事業を展開している。
館内・新地エリアでは、中華街や唐人屋敷跡を抱え「中国文化に触れ、食を楽しむ」を方針とし、日本と中国の交流の歴史に彩られた唐人屋敷跡に、中国風の魅力向上を図るため、湊公園付近から屋敷跡へつなぐ「誘導門」が完了した。平成26年度は、「大門建設」、富士市場跡地整備(蔵資料・情報センター)等、平成28年度を目途に土神堂前広場整備、道路沿線のまちなみ整備、湊公園内公衆便所の整備等が進められます。