長崎県・九州旅客鉄道㈱・鉄道運輸機構は、18日(土)10時から長崎魚市跡地(尾上町)において国や沿線の自治体、政財界の関係者ら約350人が出席し、九州新幹線西九州ルートの「諌早―長崎間建設工事起工式」を執り行いました。長崎ルートは、武雄温泉―諌早(45㌔)が08年4月に着工し建設中であり、諌早―長崎(21㌔)は国が6月29日着工認可され、計画決定から実に39年ようやく全線開通の見通しとなった。中村知事より「北は札幌から南は鹿児島、西は長崎までが大動脈で結ばれ交流人口拡大が期待される」羽田国土交通相より「整備の妥当性をしっかり確認したうえで着工を判断した」との挨拶があり、関係者の代表が鍬入れを行ない工事の安全を祈願しました。
起工式後、会場をホテルニュー長崎(大黒町)に移し11時30分から着工を祝い併せて早期整備を祈念して「諌早―長崎間建設工事起工記念式典」が執り行なわれました。中村知事より「県内全域に新幹線整備効果を波及させるのが使命であり、先人の多くの皆様方の努力と苦労の積み重ねなくして、新幹線が長崎に来ることはなかった」と感謝の言葉が述べられ、民主党の新幹線推進議連事務局長大久保参院議員より「政権交代後、大型行事を見直すなかで厳しい着工条件をクリア出来た。新幹線を活用し地域の繁栄に繋げてほしい」、政党関係者を代表しそれぞれお祝いの言葉が述べられました。今後、10年後の開業を目指し、長崎駅周辺の整備事業やまちづくりの具体化などが進められます。