長崎市社会福祉協議会福田支部(黒田唯介支部長)は、3月14日福田地区公民館において65歳以上の単身者を対象に「福田地区ふれあい食事会」を開催した。社協福田支部では、地域に適応した福祉活動を行い、地域ぐるみで住み良い町づくりに努めながら、昭和60年5月より「ふれあい食事サービス」が継続され、40年目を迎え陽としている。ふれあい食事会は、社協福田支部の役員・評議員並びに食事サービスボランティアを中心に準備が進められ、毎月(8月・1月除く)第2金曜日に実施されている。今回のメニューも季節に合わせ、ちらし寿司、鯛の揚げ物と天ぷら、鯛の吸い物、白和え、デザートに桜餅など、いつも美味しい料理が提供されている。ボランティアの人が育てた料理の食材の提供、桃の花の生け花など、食事会を和ませてくれている。
食事サービスは、福田地区内の一人暮らしの高齢者約60名を対象に、コロナ禍で中止はあったものの、昨年5月からは従来の姿に戻っている。食事会の後は、長崎市中央総合事務所地域福祉課の担当より「認知症と物忘れの違い」のテーマで説明があった。認知症の場合は、ものわすれの自覚がなく、体験したことを全部忘れてしまい、自分が忘れているということもわからなくなる。もの忘れの場合は、出来事の一部分を他の人から指摘されれば、物事の記憶はあるので思い出せる。~認知症になっても地域で生活するために~、「加齢によるもの忘れ」と認知症によるもの忘れ」の違い、認知症の人との接し方など参考になった。古希を過ぎ、少しずつもの忘れすることが多くなって来たので、用心する必要がある。