前日に続き、会派代表質問の概要を掲載する。質問:政策顧問の指導・助言を活かしながら取組みが行われているが、これまでと違う特徴ある政策推進事業、政策顧問を登用しての効果は?回答:重点プロジェクトのアクションプランを企画立案する過程において、知識経験が豊富な政策顧問からは、これまでにない切り口での現状分析に関する助言、他都市の先進的な取組みや国の最新の制度、長崎の実情等を踏まえた施策の組み立てに関する助言を頂いている。これにより、従来の市役所の発想とは異なる新たな発想が得られ、職員の人材育成にもつながっている。例えば、長崎ならではの高付加価値体験の提供や消費単価の向上に資する食の魅力の追求など、新鮮な旬の魚をいつでも味わえる長崎の強みに焦点を当て、「すし」というコンテンツの活用について意見を頂き、消費拡大を目指す取組みを進めている。
また、少子化対策では、都市間競争を意識した相対評価や分析が必要との意見を頂いたことで、他都市と比べた時の長崎市の傾向や強みなどを踏まえ、ライフステージに応じた切れ目のない支援を行うとともに、交際や結婚を希望する方に対する支援や出会いの場の創出など行っている。新市役所創造では、若手職員の離職や管理監督職のマネジメントの不足といった長崎市の抱える特有の問題を捉え、顧問が直接職員にヒヤリングを行うとともに、他都市との比較などを踏まえた助言を頂き、「採用試験の実施方法等の見直し」や「管理監督職のマネジメント力向上のための研修の充実」などを行っている。アクションプランを推進していくうえでは、常に事業の効果を最大限発揮することを意識してPDCAサイクルを回しながら、改善や見直しを行っていくとの答弁があった。

2025.2.26 福田小学校校区子どもを守るネットワークパトロール(福田本町地区)