2019年6月10日(月)「大浜町自治会ペーロン大会」!

大浜町自治会(井上重久会長)・大浜町ペーロン保存会(山田昭弘会長)は、69()9時から大浜海岸において「大浜町自治会ペーロン大会」を開催した。開会式では、役員を代表して私から「地域の伝統行事であるペーロン大会を通じて地域のきずなづくり、青少年の健全育成など地域の活性化に努めて行きたい。大浦川を挟んで鯉のぼりを繫いだ、これを機にさらにマリナシティ自治会と絆を深めていきたい」、5年前から応援を受けている山下会長(マリナシティ自治会長)から「大会を通じて絆を深め、楽しみ、思い出をつくろう」、田上市長から「地域の伝統行事にはそれぞれの想いが込められている。地域の繋がりを広げてほしい」とのお祝の言葉が述べられた。

大会には、大浜町子ども会やコアマンションマリナシティ自治会からも参加を頂き、子ども達のペーロン体験を行った。また、白・青・赤のチームに分かれて地区対抗レースで大いに盛り上がり、総合成績は白組が優勝、赤組、青組の順となった。本年も福田東部地区から長崎ペーロン選手権(女子の部)に出場する女子チーム(ビームズ)のメンバーが大会に華を添えてくれた。日頃から練習をしているため、櫂さばきも揃い海上を滑るように走っていた。少子高齢化の影響もありペーロン船の漕ぎ手不足に悩まされながらも、関係者の努力で今日まで自治会ペーロン大会も継続出来ている。大会の企画・運営など準備段階から後片付けまで、自治会役員・保存会メンバーを中心に人集め、雰囲気を盛り上げる鯉のぼりの設営、打ち上げのバーベキューの事前段取りなど、大会を支えて頂いた関係者のご協力で無事終了する事が出来た。

昼食(打ち上げ)を兼ねてのバーベキューは、地域住民の親睦と交流を図り、コアマンションマリナシティ自治会との繋がりも深まった。福田地区のペーロンは、永禄5年(1562年)福田浦に停泊中の明船乗組員が大村藩主大村純忠に貿易を願い出ていた間、小船を下ろして舳部に龍首を飾り競漕したのが福田ペーロンの起こりと伝えられている。農業地区では足洗いと田植のあと慰労を兼ねて豊作を祈り、漁業地区では川祭りと称して水神を祭り海上の安全と大漁を祈り、地域の伝統行事として今日まで受け継がれている。今後とも、地域の繋がりを深めながら子ども達にペーロンを継承し伝統行事を守る必要がある。

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