長崎市議会は、1月25日子育て支援特別委員会を開き、「妊産婦への支援」「乳幼児への支援」「課題を抱えたこども等への支援」「行政視察」「総括質疑」など調査検討を行い,調査報告書のまとめ(正副委員長案)を確認した。この子育て支援特別委員会は、人口減少が本市の大きな課題となっている中、課題解消の一助となるよう、子育てしやすい環境を整え、子育て世帯に選ばれ、子育てしたくなるまちを目指すための施策の推進に寄与するため、本市が実施している子育て支援の現状を把握し、子育て世帯の満足度を向上させるため検討を行った。子育て支援アンケートに寄せられた意見については、可能な限り改善につなげるとともに、要望の多い第2子以降の保育料の無償化をはじめとする経済的支援の充実については、早期の実現に向けて取り組まれたい。
また、妊娠・出産・子育てに関する相談は、引き続き全数面接などの面談を丁寧に行うとともに、子育て支援センターの相談機能の充実に取り組まれたい。長崎市子育て応援情報サイト「イーカオ」は、求める情報にたどり着きやすいページ構成や、事業のアピールなどに努めるとともに、様々な手段でホームページへ誘導するなどの取組を進められたい。課題を抱える子どもへの支援は、子どもたちが助けを求めやすい相談体制等の充実を図るとともに、子どもの居場所づくりは子ども食堂を含め、民間で 活動を行う団体等と連携し、活動に取り組みやすい環境づくりを広く検討されたい。子育て施策は、全庁的に最優先課題として捉え、必要な支援へつながるよう取り組まれたいなど、関係部局の連携及び情報を共有し、引き続き取り組まれること事を特別委員会として提言した。