2022年9月17日(土)「市議会議員研修会」!

長崎市議会は9月15日、市議会棟及び会派控室(リモート対応)において議員らが出席して「令和4年度長崎市議会議員研修会」を開催した。議員研修会は、平成23年に制定した長崎市議会基本条例において、議員研修の充実強化を図ることを規定し、毎年テーマを決めて開催している。今回は現在、NPO法人DV防止ながさき理事長「中田慶子さん」を招き、「政治分野の男女共同参画~SDGsゴール5と議会」の演題で講演を聴講した。開会冒頭、中田さんは1991年(平成3年)東京都府中市市議会議員に当選、そのきっかけはグループから女性議員を議会に送り出す活動を行う中で,介護が必要でない、子どもが小さくない、夫の理解があるなどの理由で政治の分野に入った。初登庁の際、”姉ちゃんスタイルが良いね“と、パワーラスメント(職務を行う上で看過できない支障が生じる)を受けたと述べた。

講演の概要は、ジェンダー平等はSDGs全体の目標、SDGsは「すべての人々の人権を実現し、ジェンダー平等とすべての女性のエンパワーメントを達成することを目指す」としている。ゴール5のターゲットは、女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃、公共・私的空間におけるDV、性暴力、性虐待を排除するなど。令和3年6月に「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の改正について」、なぜ法律が必要なのか、日本の現状、女性議員が少ない、議員へのハラスメント事例の紹介など説明があった。政治分野の男女共同参画を進めるには、子育て、介護の負担軽減で障壁をなくす、啓発、相談体制の整備でハラスメントをなくす、議員活動の発信・広報による政治への関心を高める必要があるなど。男女共同参画の理解を深め、議員活動の中で活かしていきたい。

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