2011年7月15日(金)地域活性化セミナー参加報告!

宮城県石巻市大津波被災状況

昨日14日(木)は、東京駅発8時56分やまびこ273号に乗車し、集合場所の仙台駅でセミナー参加者31名と待ち合わせしました。改札口付近には、富士社会教育センターの大松学長をはじめ今回お世話になる宮城県議会議員の吉川寛泰氏、各級議会の顔見知りの議員も集結しており、全員が揃うなか「地域活性化セミナー2011」被災地視察のため石巻市へ移動しました。大震災から4カ月を経過するなか、大津波による被害は想像を絶するものであり、自然災害の怖さをまざまざと見せつけられました。

宮城県石巻市大津波被災状況2石巻市の人口は162,822人(2月末現在)、7月12日現在死者3,132人・行方不明者1,012人、避難所78箇所に4,258人が避難生活に耐えており、生活再建に向けた国・県などの支援・援助が一刻も早く必要と感じました。宮城県内での死者は9,200を超えるなかで石巻市内の死者は3,100名、全体の3分の1を占めておりまさに壊滅的な地域となっていた。現地視察は、石巻市議会議員の山口荘一郎氏より市内の被害状況・復旧状況の説明を受けながら車窓から現場を確認しました。地盤沈下した渡波冠水地域では、沿岸岸壁の崩壊・津波による被災家屋、側溝沈下による排水機能が停止するなど震災当時の状況にあるのではないかと思えるほど、まだまだ復旧が進んでいない状態でした。

宮城県石巻市大津波被災状況6また、1階部分が津波で大きな被害を受け、病院での診療が出来なくなった石巻市立病院付近の全流出地域を視察しました。この地域は、大津波による被災地で一部の全壊した家屋は残るものの全滅した地域で、この4ヵ月でがれきは撤去され整理されているものの悪臭と大量のハエの発生で衛生面が危惧されています。当日は、被災者の慰霊のため供養を行っている僧侶の姿、傍には「がんばろう!石巻」の手づくりの看板、「復興するぞ!」のペンティングが強く印象に残り、一瞬にして亡くなられた被災者の御霊に対し手を合わせご冥福をお祈りいたしました。

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