2022年3月23日(水)「長崎開港シンポジウム500」!

長崎開港450周年記念事業実行委員会は、3月21日尾上町の出島メッセ長崎において本市・県や長崎商工会議所、関係団体、一般市民らが参加して「~ツナガル、ゴーマルマル~長崎開港シンポ寿ム500」を開催した。このイベントは、長崎開港450周年記念事業のフィナーレを飾るもので、開港500周年に向け市民らのアイデアや夢を集約した「みなとまち長崎の未来像」を発表した。発表のテーマは、「じげもん長崎Sea(市)~海上テーマパーク~」、「長崎港の全てを満きつするレストラン船」、「50年後、どんな長崎の町を想像しますか。」、「守り続けたい長崎の漁食文化」、「長崎の海の魅力とは」、「人をつないで“次代”を創る。長崎における水産・海洋・分野の高等専門学校創出の可能性」など。

同実行委員会は2020年、8,900人(うち9割超が中学生以下)にアンケートを実施。次世代を担う子ども達の意見を幅広く集め、皆さんから頂いた「想い・夢」を、みなとまち長崎に重ね合わせることで、「みなとまち長崎の未来図イメージパース」を作成している。港外には洋上風力発電の風車が並び、クルーズ船等を活用した長崎港周遊ホテルシップ、海中トンネルを使った町と町の連結、長崎の原風景である世界遺産などの歴史・文化・山並・夜景などを残し、平和なまち長崎を世界に発信するなど。観光振興、海洋・産業、景観・デザイン、歴史・文化、みなとまちづくりなど各分野代表によるパネル討論もあった。

記念事業実行委員会の田上会長は、「長崎は交流の積み重ねで発展してきた。500周年の2071年が素晴らしい1年になるためのスタートを力強く切ろう」、大石名誉会長は「みなとまち長崎の歴史・文化・伝統を継承しながら、更なる成長に向け、新時代へのスタートを切ろう」との挨拶があった。長崎市は、1571年日本人初のキリシタン大名、大村純忠が領した長崎にポルトガル船が初めて入港、450年前のこの出来事を長崎開港の起源としている。1614年の鎖国完成後、日本で唯一の海外への玄関口として海外の産業・文化の受け入れ、国際都市として発展してきた。その歴史を見つめ直し、次世代に引き継いで行くため、昨年4月から長崎が育んできた歴史や文化、新たな海洋関連産業の育成・創出や海の活かし方・楽しみ方など各種事業を展開してきた。

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