長崎市は、さる第1回定例市議会の教育厚生委員会において、新型コロナウイルスワクチン接種について、市民健康部から令和3年3月上旬時点での、本市の対応状況の説明があったので概要を掲載する。国においては、新型コロナウイルス感染症の発症を予防し、死亡者や重症者の発生をできる限り減らし、結果として新型コロナ感染症のまん延防止を図ることを目的に接種が始まっている。現在、国や県が調整を行い2月17日から医療従事者(先行分)の接種を開始、他の医療従事者は3月中旬接種開始となる。長崎市の対応は、先ず高齢者(65歳以上、約135,000人)は4月12日から予定されているが、ワクチンが少量のため限定的となり、十分な量のワクチンが供給され次第、本格的な実施となる。
次に、基礎疾患のある者(約17,000人)、高齢者施設の従事者(約6,000人)、60歳から64歳の者（約28,000人）、16歳未満を除きそれ以外の者(約152,000人)は接種開始時期が未定、高齢者の接種とワクチンの供給量に一定の目途がついてからの実施となる。接種費用は全額無料、1人につき2回接種、長崎市は接種券を郵送し、接種場所に応じた予約方法により予約、接種券と本人確認書類（健康保険証や運転免許証など）を持参する。接種方法は、市医師会と協議のうえ個別接種(かかりつけ医)を基本とし、高齢者入所施設や離島などでの実施、補完的に集団接種も実施される。新型コロナワクチン接種に関するコールセンターは、2月26日開設、☎０５７０－０９５３５５(運営時間8：45～20：00、土日祝日含む)となっている。詳細は本市のホームページや広報紙などでご確認下さい。
