2020年2月5日(水)「自治体議員フォーラム(その2)」!

前日に続き、国民民主党沖縄・九州ブロック地方自治体議員フォーラムの概要について掲載する。研修会の講義Ⅱでは、鮫島吉廣氏(鹿児島大学客員教授)より「焼酎マイスターについて」のテーマのもと、焼酎の世界と鹿児島大学焼酎学講座開設について講義を受けた。鹿児島県には、日本一の酒蔵(140程)があり、地元の基幹産業となっている。焼酎の技術と文化の継承者を育成する ため、実学教育は焼酎をはじめとする発酵に関連する座学、パッケージデザイン演習や実践経営論、サツマイモの植え付けから収穫、焼酎製造の実習など講座が行われた・2012年焼酎マイスター養成コースを開講、講義は年間120時間(毎週土曜日)、受講料は41,160円、インターネットによるビデオ聴講可能(通学回数、聴講期間の制限有り)、修了要件を満たしたものに「焼酎マイスター認定書」が交付され、地域社会の発展に寄与している。最後に、適正に飲酒するために、アルコール度は低めに、酔いの程度に応じて調整、楽しく発散しながら、切り上げ時を忘れずになどのアドバイスがあった。

夕食懇親会では、焼酎を飲みながら県ブロック単位で参加者の紹介や県連の活動報告などがあり、盃を重ね親睦・交流を深めあった。昨日(4日)は、ホテルロビーに8時20分集合で、2015年7月世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の仙巌園(旧磯庭園)・尚古集成館の先駆的工場群など視察を行った。鹿児島の構成資産「旧集成館」は、薩摩藩の島津家別邸の仙巌園(旧磯庭園)や尚古集成館を含むエリアが登録されている。海に囲まれ大陸との交流もあった薩摩には、鎖国の時代にも海外の情報がいち早く届いていた。幕末の薩摩は欧米列強のアジア進出や植民地政策に危機を募らせ、藩主島津斉彬が中心となって、積極的に西洋の技術を導入し、軍備や産業の近代化に取り組み、日本最初の様式工場群「集成館」を設置した。その背景は、ペリーの黒船来航で日本が大きく変わるきっかけとなった。仙巌園は薩摩藩の島津家の大名庭園、20数年前に訪れたことがあるが、世界文化遺産に登録されリニューアルされた庭園に変わっていた。

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