長崎市議議会(五輪清隆議長)は、3月20日(火)14時から市議会第一応接室において平成29年度「長崎市議会議員研修会」を開催した。この研修会は、平成23年5月2日から施行された「長崎市議会基本条例」において、議員研修の充実強化を図ることや、議員の政策立案強化などを規定し、今年度は、土山希美枝教授(龍谷大学政策学部)より「質問力を高める、議会力にいかす」をテーマに研修が行われた。開会にあたり、五輪議長より「議会基本条例制定から研修会を行っている。一般質問・常任委員会など議会のなかでの質問力を高めてほしい」との挨拶があった。
講演の概要は、たかが一般質問、されど一般質問、議会の一員である議員の知見と活動の集約が一般質問であり、「まちの政策課題」の争点を提起し、行政組織運営のあり方など監査・提案を通じて、市民にとってより「よい」政策・制度の実現を目指す場である。一般質問が機能を発揮するためには、その質問は「まちをよくする」ために問いただしているのか?論点を入れ過ぎてぼけてしまった質問になっていないか?など注意する必要がある。一般質問を良くするためには、現状、問題状況の事実を把握し、分析を行い事実から言えること、主張、言いたいことの論点を箇条書き・ふせん等で書き出して整理した方がよいとの説明があった。この研修を受けて、次の一般質問では質問力を高めて行きたい。