11月2日(木)から5日(日)の3泊4日にかけて日中国交正常化45周年を記念し、中国長崎総領事館の要請を受けて、長崎市議会と中山市人民代表大会との交流を図ることを目的に、香港経由中山市人民代表大会を表敬訪問し、唐頴(とうえい)氏(中山市人民代表大会常務委員会常務副主任)ほか5名から応対して頂き、初期の目的は達成できた。表敬訪問では、唐頴(とうえい)氏より「相互訪問の交流経緯を踏まえて友好都市から姉妹都市を目指したい」、野口団長(市議会議長)より「教育・文化の交流で今後とも子ども達の交流を図って行きたい」とそれぞれの挨拶の後、意見交換が行われた。意見交換では、今後新たにスポーツ交流や観光分野での連携も深めてほしいとの要望も行い、友好都市としての連携を図ることを確認した。
次に、視察の関係では、孫文故居記念館を訪問し、「中国民主革命の父」とされる孫文の関係写真や書籍など展示されていたが、孫文の最大支援者であった長崎市出身の実業家「梅屋庄吉」関係の資料は写真2枚程度しか見当たらず、梅屋庄吉の功績が紹介されていな部分では少し残念であった。また、夜景観光では、世界新三大夜景に選ばれている香港のビクトリアピークを視察した。ビクトリアピークは、標高約500mの展望台から眺める高層ビル群の夜景は「100万ドルの夜景」とも呼ばれ多くの観光客が訪れていた。稲佐山から眺める長崎の夜景は「生活の灯り」、香港の夜景は高層ビルの「ネオンの灯り」と思いつつ、「生活の灯り」の素晴らしさを再認識した。
中国中山市は、中国経済の発展に伴い幹線道路やインフラ整備が進み、新興産業(LED照明器具・家電製品など)、高層ビルやマンションが建ち並び飛躍的に近代化が進んでいると感じた。中国への公式訪問は今回で5回目、タイトなスケジュールではあったが、現地を訪れて自分の目で確認できたこと、直に話を聞くこと、そして食文化を含め体験・経験することで見聞を広めた。今後の議会活動に活かしていきたい。日常業務に追われるなか、10月末に発行した「井上重久だより」もようやく11月12日に支援労組・団体への配布が済んでホットしている。公式訪問の報告書も何とか書き上げたが、11月議会は11月20日に議会運営委員会が開催され、11月27日から議会が始まり、まだまだ忙しい日々が続きそうである。